航空券の「便の変更」できる?できない?まとめ~株主優待券を利用すると変更は?

皆様は、予約した飛行機、購入した飛行機の便を何かしらの理由で変更したり、キャンセルしたことはありますか?

折角乗る飛行機ですから、予定通り乗れれば良いですが、ビジネスシーンや家族での行事、どんなシーンで飛行機を利用しても予定とは違ってしまい、仕方なく、予定した便の変更やキャンセルをしなくてはいけない、という事態になったことがあるかたも多いかと思います。

かく言う筆者の私も1度だけ、寝坊をして、うっかり朝の第1便を乗れなくなってしまったことがあります。
こんなとき、購入した航空券が第2便や第3便に変更できるのか気になりますよね?もし追加で費用がかかるとしたら、いくらになるのでしょう。

今回はANA(全日空)およびJAL(日本航空)の国内線航空券の「便の変更」できる?できない?についてまとめてみました。
いったどちらが良いのでしょうか?
※本記事はあくまで国内線の説明記事です。国際線はまた別のルールがあります。
※航空券のキャンセル、払い戻しについてはこちらの記事でまとめます。

予約の変更の可否は「運賃の種類」によって決まる!


まず、便の変更ができる?できない?の答えですが、一言でいうと、「運賃の種類」で決まります。
運賃の種類について説明します。ANAもJALも「普通運賃」という定価価格を基本としながら、①何か条件を付けて、②その分安くする ことで、便の運賃を変更しています。例えば、

「往復割引」:①往復してくれるので、②往復分ぐらいは割引しましょう、
「先得割引」(日本航空)、「旅割」(全日空):①何日も前から予約してくれ、もしキャンセルの場合は手数料がかかり、便の変更もできませんが、②その分普通運賃に比べてものすごく安くします

といった具合に、運賃の種類によって変更の可否があるのです。
ですので、大まかに説明すれば、①の条件がきつく、②その分安い運賃の便を選択して購入した航空券の場合、便の変更が出来ないと考えた方が良いと思います。
※ちなみに、変更が出来ない航空券で、どうしても変更したい場合、変更はできないので取消(キャンセル)扱いとなり、キャンセル料が発生する、ということになります。取消手数料を払い、再度予約することは取消後の新規予約、という扱いで説明を続けます。

具体的に、「運賃の種類」別に変更の可否をまとめました。

全日空、日本航空ともに運賃の種類はほぼ似通ったシステムを採用しています。
変更の可否について、下記のようにまとめることができます。
※大まかな表としてご参考まで。運賃種別については航空会社様で名前が変更になったりルールが変わります。

実際の変更の可否については直接航空会社様へお問合せください。

出発前の便の変更 できる ○ できない×
ANA
全日空
普通運賃
往復割引
プレミアム運賃
ビジネスきっぷ
身体障がい者割引
株主優待割引運賃
特割
(特割1、特割3 等)
旅割
(旅割21、旅割45 等)
プレミアム特割
JAL
日本航空
普通運賃
往復割引
JALビジネスきっぷ
身体障がい者割引
株主割引
ウルトラ先得
スーパー先得
先得割引タイプAおよびB
特便割引

安く利用できる上に、変更ができる超!万能便が「株主優待」利用による割引運賃!!


株主優待利用による割引運賃は、普通運賃の半額という価格になるにも関わらず、便の変更ができる、という「超万能な種別便」であると言えます。
もし変更になる確率が高い場合は、特便などの変更不可の運賃便ではなく、株主優待枠を強くお勧めします。
例えばビジネスシーンであれば、思いがけず打合せが長引いてしまうこともあるかと思います。
株主優待枠の便であれば、当日、予約便よりも以降の出発便に後倒し変更が可能なので、気軽に次の便、次の次の便等の変更ができます。
(ただし、株主優待枠に空席がないといけません。)

いかがでしょうか。変更ができるかどうか?に注目しても、単に価格だけではなく、変更やキャンセルの可能性も加味しながら、最適な「運賃の種類」を選択して予約することが重要であることが分かります。
その中でも株主優待枠での運賃は、変更もでき、運賃も半額になることを加味すると、便利さ、お得さが万能であることが改めて分かります。